病院で注射してたけど、ひざの痛みが治らない
こんばんわ!
今回の臨床報告も、「ひざの痛み」です。
ご紹介で来院されました80代の年配の患者さまです。
【Mさん 80代 女性 夫の介護中】
お友達の紹介でご来院された患者さまで、ご主人が最近入院されたために、毎日坂道を20分ほど歩いて病院まで通っているとのことでした。
そうするうちに徐々に、右ひざに痛みを感じるようになり腫れてきたので、病院を受診してヒアルロン酸の注射を打ち湿布と痛み止めを処方されていたそうです。
注射した直後は痛みが薄らぐけれども、翌日に歩くと痛みが戻っている…この状態を約1カ月繰り返していたそうでした。
〈検査〉
一見して立っていても歩いていても、少し前屈みな姿勢で右ひざも伸びにくく、足首も硬くなっていました。
もう少し詳しくみていくと、両骨盤・首の「骨のズレ」、肩甲骨~肩周囲の緊張、右ひざ・足首関節の可動域減少が著明でした。
〈施術〉
1回~3回目
まずは姿勢の歪みを改善するために、背骨の「骨のズレ」を調整して、末梢神経の流れを活性化して筋肉の緩和と血行を促します。
それによって、関節が動きやすくなるので、調整後に関節の可動性を回復させるための施術をします。
バランスを取り戻し関節が柔軟性を取り戻した、このタイミングでストレッチをすると効果が高くなりますので、自宅で実践していただける「セルフストレッチ」と「日常生活で気をつけていただく過ごし方のポイント」をお伝えしました。
4回~6回目
関節の可動性は大幅に改善傾向を示し、それに伴い筋肉の過緊張・疲労も回復力が増したために、右ひざの痛みと腫れは消失しました。
長時間歩いた後には、いますこし思いダルさはあるようですしたが、それも7回~8回目には感じなくなられました。
現在は同居の娘さんが大変喜ばれておりお母さんのために、お体のメンテナンスを強く勧められているために、月に1度通院されております。
〈コメント〉
この患者さまのように、たとえご年配の方であっても体をよく動かす習慣のある方は、早く確実に改善傾向を示します。
反対に、多少年齢が若くても身体を動かす習慣がない方は、どうしても回復が遅くなりがちです。
そのようなことを補うためにも、当院ではその方に応じたストレッチや、トレーニングを初回施術後からお伝えさせていただいております。
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