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腕がだる痛い、食欲がない「あちこち治療に行ったが良くならなかったけれど、楽になってきた」

腕がだる痛い、食欲がない「あちこち治療に行ったが良くならなかったけれど、楽になってきた」

患者さま

T様(男性/72歳)東大阪市石切在住
職業:会社役員
症状:左腕のダル痛さ、食欲がわかない

ご来院時の症状

この患者さまは、20年前に胃がんで胃の2/3を摘出してられるとのことで、数年前にほとんど食事を受け付けることが出来ない時期があったそうでした。

そのときは知り合いに紹介してもらった氣功の先生にみてもらって、何とか食べられるようにはなったのでしたが、まだ食欲がわかないので食欲が戻るようにして欲しいという事でした。

その以前の氣功の先生は兵庫県の芦屋で施術をされていて、この患者さまにとっては通院するのが遠くて大変だったとのことで、結局3回しか通院されなかったみたいです。

なので当院でも、氣功の施術を希望されています!
(言い方を変えると、この様な症状の方には身体全体をトータルで考えたときに、気を使う施術以外には対応出来ないと思われます。)

その他の症状としては、腕が痛だるくて仕方がないとのことでした。
(こちらの症状は、骨格骨盤調整で対応出来ます(^^))

ただし、この腕の症状も数年前から続いているモノで、どこに行っても良くならないと思っていらっしゃいました。
ただ、せっかく当院へ施術に来られているので「無理かも知れないけれど、一応みてもらおう」と言った具合でした。

今までも整形外科や整骨院・鍼灸などで腕を診てもらっていたそうですが、いっこうに変化がな苅ったそうなので、この方が諦めてしまう気持ちは仕方がないのかも知れません(T_T)



ご来院時の症状をまとめますと、次の通りです
・仕方がなく食事をするのではなく、食事を楽しめるように食欲が戻るようになりたい
・左腕がダル痛い

検査

一目見て明らかに左肩が下がっておられました。

このような姿勢が身についてしまっていると、左側の各器官を支配している神経の働きが低下するために緊張が常態化して疲労が溜まってきます。

また、骨のズレが出来てダルさや痛み・シビレが発症してきます。
また、骨盤と中部胸椎で身体が右に傾いていましたし首にも比較的大きな骨のズレがありました。

ですので、首と骨盤の調整をしてバランスをとっておいてから、胸椎の緊張を緩和操作で緩めていくようにします。
背中が緩むと、内蔵を支配する神経の働きが活性化するために胃に良い影響が現れるはずでしょう。

経過

1回目:骨盤から調整を始めていき、背中と首を調整していきます。
そして、全身の筋肉を緩めていくために緩和操作と気功を行いました。

気の流れが良くなると、血行が良くなるというのが、東洋医学での考え方であります。
また骨のズレが調整されることによって、気は流れやすくなります。

具体的には、調整することによって骨の並びが良くなると骨の間から出てくる神経の流れが良くなります。
そうすると、その神経が支配している血管や筋肉・内臓などの各器官の働きが良くなります。

そこへ更に血行を改善するために気を流し、関節の柔軟性を改善するために各関節の調整をし、筋肉から疲労物質を押し流していくために緩和操作・ストレッチ・軽い運動を行います。

また更に神経の流れをよくするために、脳の疲れを回復させて働きを改善するために、気功三鍼法で脳と全身の間で気を流していきます。

最後に局所に気を流します。



この方の場合は、胃を中心とした胸部・腹部(経絡的に心臓や小腸など)に気を流しながら、緩めていきます。
この方は食欲が無いためにビールを毎日多く飲まれてお腹に冷えがあるようでしたので、施術が終了した後にマイクロ波で胃を温めました。

2回目:前回施術後から、今のところまだ症状の改善はあまり変化が無いようでしたので、少しカウンセリングを行いました。
一見ストレスが無いようなように思われましたが、意外とストレス性の症状という要素もあるようでした。

また、古代中国から伝わる道家気功にの秘法をひとつお伝えしました。
これを毎朝、起床直後に行って頂くようにお願いいたしました。

そして、調整を骨盤から全身に行い、緩和操作と気功三鍼法で血行を更に促しました。

また、胃の裏あたりの背中とお腹を両方温めました。
時間があれば、足の裏も温めると更に良いと思われます。

3回目:前回施術後から、食欲が改善してきつつあるとのことでしたし、腕のダル痛さも無くなってきました。
身体の状態は今回徐々に改善してきていました。

この流れを更に加速させていくためには、連続的な施術が大切です。
ここで少し改善したからと言って手を緩めてしまうと、まだ徐々に体調は落ちてしまうでしょう。

その理由は


・一度ズレた骨のズレは初めの頃は戻りやすいです。
また古い大きな骨のズレは、一度に簡単に取れることは稀です。

・急激な身体の変化は、たとえ良いことをしていても、身体には結構な負担になります。
(特に年配の方、長期間具合の悪い状態でいた方、運動量が少ない方は、慎重な少しずつの施術になります)

・体調が安定するための自己管理法をお伝えしていきますが、それらに慣れて頂けるようになるための時間が必要です。
ですので多くの場合は、初めの5~6回くらいを週に2回の頻度で通院すると、ベストな経過を見るころ出来ます。

施術自体は、前回同様の手順で進めていきました。

院長コメント

この方は、初めて気功を受けられた際に、その先生に胃腸の動きが弱くなっていると言われたそうです。

そのころよりも胃腸の症状は改善していたものの未だに食欲が無かったのは、当院で初回見せていただいたところ、胃の出口付近が硬くなっていてまだ動きが少なかったのでした。

また、この患者さまは週に2回くらいゴルフのコースに出られるとの事でした。

このように施術をして運動を適度に行って頂けると、良い状態が早く身についていきます(^^)/

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