背中が痛くて辛い
こんばんわ!
今回の臨床報告は、左の肩甲骨に痛みが強くなり仕事に支障が出るようになってきたために、当院のホームページをご覧になってご来院されました患者様です。
【Mさん 50代 男性 高校教諭】
お仕事でパソコン業務が多く、同じ体勢をとることが長時間持続するために、背中の痛みが強くなって集中できないとのこと…
夜もよく眠ることができずに、睡眠導入剤を常用しているために、疲労が蓄積されているご様子でした。
〈検査〉
腰部に症状の自覚はないとのことでしたが、骨盤のズレとそれに伴う姿勢の歪みと頚部の「ストレートネック」がみとめられました!
その姿勢の歪みのために、末梢神経の働きが低下し自律神経のアンバランスが生じ、それらの神経が支配している筋肉の疲労回復が低下して血管の機能も低下しているようでした。
また、脳に溜まったストレスのために、これらの状態をさらに悪化させていると判断出来ました。
〈施術〉
1回~3回目
末梢神経と自律神経の機能を効率よく回復させるために、まずは姿勢の歪みの原因になっている「骨のズレ」を調整し。そうすることによって筋肉の疲労の回復を促進し血行が改善しやすくなるように体の緩和操作を施しました。
また、古来から東洋医学では「気が滞ると、血が固まる」と言われますので、姿勢の歪みを調整した後に「三鍼法」という伝統的な東洋医学的アプローチでさらに血行を促すために(特に、脳の血行を改善する)ストレスの緩和を図りました。
お体の状態を調整して、それが元に戻らなくするために自宅でできるセルフストレッチや日常生活での過ごし方の注意点、氣功法もお伝えし実践していただきました。
4回~6回目
頚部~背部上部の緊張が改善されるとともに睡眠が改善し、疲労が回復されやすくなってきたとのことでした。
この患者さまは、当院でお伝えしました健康管理を熱心に実行していただいたおかげで、施術の効果が効率よくあらわれて4回目の施術から急激に症状の改善をみるようになりました。
それによって、施術を施すたびに飛躍的に症状の改善をあらわし、6回目のご来院時には症状がほぼ消失するに至りました。
〈コメント〉
東洋医学の考え方の大前提である「氣」が不足している状態を「気虚」といいますが、この患者さまはまさにこれに当てはまっていました。
そのために姿勢の歪みを調整するとともに、施術で「氣」を流すようにすることはもちろんですがご自宅でも氣功法を実践していただくことで、効率的にすみやかに症状の改善を図り実現することが叶ったケースでした。
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