こんばんわ！

本日の施術報告は、起床時から右頚部に強い痛みを覚え、それが１週間続いていて治らなくて辛いとのことでした。

【Kさん　女性　４０代　看護師】

数年ごとに、強い痛みを伴う寝違いを発症していたが、今回の場合は特に辛くお困りのご様子でした。

つい２か月前には、特に発症のキッカケは思い当たらないのに、左ひざの痛みがしばらく続いて発症されていたとのことでした。


【検査】

頚部と腰部に、著明な右凸の側弯がみとめられ、その姿勢の歪みの原因となる「骨のズレ」が上下部頚椎、骨盤にありました。

そのため、右頚筋群と右腰部傍脊柱筋群などに過緊張状であり、左大腿後面（ハムストリングス）大腿外側（腸脛靭帯部）、左ひざ後面（膝窩筋）なども緊張状態でした。
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これらも、主に骨盤部の「骨のズレ」と頚部腰部の側弯（姿勢の歪み）が、原因となっています。


【施術】

１回～３回目
姿勢の歪みの原因となっている「骨のズレ」を調整することで、末梢神経の活性化を促して、筋肉の緩和と血行の改善を図りました。

さらに血行を促すために、関西では当院でのみ施している「氣功三鍼法」を行いました。

施術後には、その状態を維持するために日常生活での姿勢についての注意点や、セルフストレッチや枕の指導をさせていただきました。

頚部の症状自体は１回目の施術で緩解しましたが、症状の再発を防ぐためにお体のバランスをさらに整えるよう、５～６回程度１週間に１度の施術計画をお伝えしました。


４回目～６回目
引き続き「骨のズレ」の調整によって姿勢の歪みを解消するように施し、その後に「氣功三鍼法」を施しました。

指導させていただいた、自宅での健康管理を実践していただいたおかげで、ご来院当初は著明にみとめられた頚部腰部の側弯も緩解していきました。

それに伴い、左下肢の筋緊張も緩解し、お体の状態は安定期に至りました。

また、それまで３カ月続いていた喘息も出なくなり、たいへん驚かれ喜んでおられました。


【コメント】

この患者さまのように、定期的に症状が再発するケースでは、多くの場合に「姿勢の歪み」とその原因である「骨のズレ」が存在しています。

「姿勢の歪み」は、長い期間をかけて自覚のないまま進行していくので、たとえ症状が解消したとしても１～２回の施術ではまた戻りやすい状態にあります。

なるべく早く「姿勢の歪み」が戻らない安定状態に移行するために、セルフストレッチなどの健康管理法を実践していただくようお伝えしますが、それでも施術開始当初にはどうしても徐々に戻ってきます。

なぜなら「姿勢の歪み」の原因になっている「骨のズレ」は、今までの日常生活の中で知らないうちに出来上がってしまったものなので、同じように生活していればまた再発してくるのです。

また長期間にわたる頚部などのお身体の緊張は、自律神経のアンバランス状態と脳へのストレスを与えるために、症状は難治な傾向を示すことが多くなります。

その状態を効率的に解消するために、脳の血行を促して脳や自律神経を活性化する、「氣功三鍼法」を施しました。